「ありふれた光景」|蛇の卵

長編小説「イルカのキリー」絶賛発売中!

« iPhone 3.0 アップデートと新機種iPhone 3GS | メイン | ピナ・バウシュ死去 »

2009年6 月23日 (火)

「ありふれた光景」

 誤解を恐れずに言ってしまえば、ある意味ではこれは「ありふれた光景」という言い方もできる。果たして僕たちは、今までいったいこういう光景をどれだけ見てきたことか?

 僕たちは確かにある「空白」を共有している。それは不正選挙を画策したりそれを手伝ったり、それに激怒したりする人間、そしてそれを見て反応したりしなかったり、できなかったりする人間のそばに横たわるそれと全く同じものであって、決して違うものではない。

 重要なのことは、狂気はメディアの中にあるのではなく、日常のすぐ隣にあるということを、より確かな形で確認し共有することなのだが、これは言うまでもなくもっとも難しいことだ。そこには明確に人間という生き物のいろんな意味での「壮絶なまでの豊かさ」が立ちはだかる。しかしそれは、おそらくそれゆえにもっとも人間的な行為とも言えるのだ。

※写真は「米流時評」から

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://www.typepad.com/services/trackback/6a0120a6968694970b012875985cc1970c

「ありふれた光景」を参照しているブログ:

長編小説「イルカのキリー」絶賛発売中!

プロフィール

名前:三上憲一
別名:「出られない人」
生息国:日本/Japan
ブログ:「蛇の卵」
著者近影: くま
一言:今日も元気いっぱい!

小説を出しました↓

「イルカのキリー」絶賛発売中!

小声でおすすめ

里親募集中

リンク